Webサイト分析ツールのノウハウ~第12回:SEOチェキの活用

2019年05月26日

まずは、SEO対策チェックとして無料のSEOチェキを活用!

(1)SEOチェキとは

 SEOチェキとは、無料でSEO状況がチェックできるツールで、ウェブサイト上で利用出来るサービスですので、自社等のHP(ホームページ)の検討状況を確認し、SEO対策に活かすために、まず、SEOチェキの活用をお勧めします。ブログ、優位性あるサービスや商品の紹介などのデジタルコンテンツで形成するホームページは、集客増、ファン増加のためには必要不可欠なものです。検索・選択されやすくするためのSEO対策チェックは重要なことです。 SEOチェキでは、①サイトSEOチェック、②検索順位チェック、③キーワードごとの出現順位チェック、④発リンク数(外部リンクや内部リンク数)チェック、などのチェックが出来ます。また、利用回数は、1IPアドレスあたり1日200回までとなっています。

(2)SEOチェキ利用方法

 SEOチェキのサイト(http://seocheki.net/ )に対象となるページのURLを検索ボックスに入力します。そして「チェック!」を押すと、調査結果が出ます。このように簡単です。

(3)SEOチェキで確認出来るサイト情報

 ①title・h1タグ・meta description・meta keywords

 ここでは、SEOの基本であるtitle、h1と言った情報を確認出来ます(titleタグの適切な文字記述数は、35文字以内を目安。’h1タグは別名大見出しであり、1ページにつき一つの方が良い)。現在meta descriptionタグと、meta keywordsタグに関しては、SEOの検索順位に影響は与えません(表記されないようにもなってきている)。ただし、meta descriptionはユーザーの検索意図に合う説明文にすることで、検索結果上のクリック率を上がる可能性の高いタグでもあります。

 ②発リンク数(内部リンク・外部リンク)

 内部リンク(サイト内にあるリンク)の数と外部リンク(外部サイトと繋がっているリンク)の数、nofollow数がわかります。また、発リンク数をクリックするとリンク先のタイトルとURL及びnofollowの有無まで分かります。これにより、必要なページにnofollowを付けてしまっていないかどうかのチェックも出来ます。内部リンクは、TOPページはもちろん、注文ページ、特に知ってもらいたい重要なページに移れるようにリンクを設置していくことが良いことになります。

(4)最終更新日時・ファイルサイズ・読込時間

 読込時間は、注意すべきです。読込時間が長いとページの表示速度が遅くなり、結果としてSEOにも悪影響を与えるので、読込時間が長い場合は、ファイルサイズを軽くするなどの対処をする必要があります。

(5)Google・Yahoo!のインデックス数

 現在はGoogleの検索エンジンでsite:を使用したURLの検索結果が表示されています。インデックス数が多い方がSEOには効果的ですが、ページの内容が濃く、質の高いものにしていくように心がけることが必要です。

(6)Facebookの「いいね!」の数・ソーシャルブックマーク登録数

 どれだけのページが、Facebookの「いいね!」の数や、twitterなどのSNSにより、シェアされているかの参考値にもなります。SEO対策の一環として、SNSでの拡散を意識したコンテンツをつくっていくことも必要です。

(7)検索順位チェック 

 SEOチェキでも最も利用する機会が多い機能となっています。1度に3つまでのキーワードの順位をチェック出来ます。必要であるキーワードの順位を調べたい時などに便利です。GoogleとYahoo!での順位が出ていますが、現在Yahoo!は11位以下の順位が表示されません。多摩経営工房のトップページは、「多摩地域の経営課題解決」のキーワードでチェックしてみるとGoogle,Yahoo!とも検索順位2位となっています。

(8)サーバのIPアドレスやドメインの登録年月日もわかります。

 長い運用期間よりも、より質の高いコンテンツを更新し続けているかどうかがSEOには重要です。

(9)キーワード出現頻度チェック

 ページ内に含まれているキーワードの数が表示されます。上位にしたいキーワード以外にも、関連性のある語句が含まれているかどうか確認することができます。キーワードは適度に使用し、内容を深堀し、質の高いページにしていくことに注力する必要があります。

(10)SEOチェキ!ブックマークレット

 「SEOチェキ!ブックマークレット」という項目がSEOチェキの検索結果画面の右下にあります。ブックマークツールバーに登録しておくと、ワンクリックで見ているサイトの情報を調査できて、競合調査などで多くのサイトを調べる際に便利な機能と言えます。

(11)まとめ

 まずは、SEOチェキで対応出来る範囲でSEO対策を行うことにより、ある程度上位化させるには十分なツールだとも言えます。