Webサイト分析ツールのノウハウ ~第5回:グーグルサジェストキーワード一括DLツールの活用~
2018年06月12日
サジェストとは
私たちが検索するためにキーワードを入力すると、そのキーワードに関連したワードが、下図のようにいくつも表示されることがあります。 この機能をサジェストといいます。サジェスト(Suggest)は日本語で「提案する」とか「思いつかせる」と訳されます。つまり、サジェストはグーグルであれば、検索したいと推測されるキーワードの候補を、グーグルが私たちに提案し、気づきを与えてくれる機能といえます。このキーワードの候補は検索ボリュームの大きいものが表示されます。また一定の間隔で入れ替わっていると考えられます。グーグルサジェストキーワード一括DLツール、https://www.gskw.net/(以下、gskw)はこうして活用する
gskwは、グーグルのサジェスト機能で表示される検索キーワードの候補を、一度に調査できるツールです。調査した結果は、CSVファイルにダウンロードすることもできます。Webサイトの構築において、キーワード分析をする際、ターゲット顧客のニーズを知るため、抽出したキーワードに関連して、どのようなキーワードが検索されているかを知りたくなることがあります。
また、訪問者を多く獲得するために抽出したキーワードの検索回数が、かなり多いことも考えられます。検索回数が多いキーワードほど競合も多く、検索順位が下位になってしまう可能性があります。そのため、ターゲット顧客に合わせて、高い検索順位が狙えるキーワードの候補を絞る必要があります。
gskwでは最新の検索回数の多いキーワード候補の他、五十音、濁音、半濁音、アルファベット、0から9の数字ごとに一括で調査できます。キーワード候補はそれぞれ最大で10ずつ表示されるので、どのようなキーワード候補があるのか、絞るときや顧客ニーズを発見するときの参考になります。
さらに、表示されたキーワード候補の左端にある「+」をクリックすると、そのキーワード候補に関連したものが表示されます。
ただし、表示されるキーワード候補の検索ボリュームは表示されないため、どれくらい検索されているかを知るには、他のツールを使用する必要があります。
gskwでのキーワード候補調査例
例として、「中小企業診断士」をターゲットとしたWebサイトで、検索キーワードとして「中小企業診断士」を抽出した場合、関連して表示されるキーワード候補を調査してみます。 まず、全体のキーワード候補として、 が表示されます。ここで「中小企業診断士 難易度」の左にある「+」をクリックすると、 と表示されます。以降、「中小企業診断士」に関連したキーワード候補がアンダーバー、五十音、濁音、半濁音、アルファベット、0から9の数字ごとに表示されます。例えば「中小企業診断士 あ」では「中小企業診断士 アプリ」などが、 「中小企業診断士 j」では「中小企業診断士 受験資格」などが、 「中小企業診断士 1」では「中小企業診断士 1次試験」などが表示されます。 gskwは、多くのキーワード候補を一度に検索できるツールです。隠れた 顧客ニーズの発見や、顧客ニーズの絞り込みなどに活用してみてください。連載
第1回:はじめに第2回:キーワード分析
第3回:キーワードプランナーの活用
第4回:Google Trendsの活用